WEBVTT
Kind: captions
Language: ja

00:00:00.320 --> 00:00:03.320
え、けん君、どうしてここに?

00:00:05.319 --> 00:00:08.319
見送りに来ちゃった。これ東京の家に着いたら開けて。

00:00:11.519 --> 00:00:14.519
え、私にありがとう。

00:00:15.519 --> 00:00:18.519
うん。東京でも仕事頑張ってね。寂しくなるな。

00:00:20.840 --> 00:00:23.840
うん。頑張る。けん君も体に気をつけてね。

00:00:24.720 --> 00:00:27.720
東京で困ったことがあったらそのぬいぐるみを叩いてすぐ助けに行くから。

00:00:32.320 --> 00:00:35.320
遠いから無理だよ。でも約束ね。

00:00:35.840 --> 00:00:38.840
約束だ。じゃあそろそろ時間だから行きなよ。

00:00:40.039 --> 00:00:43.039
うん。行ってきます。けんくまたね。え、これ来年もまた一緒に見られたらいいな。けん君嬉しいな。

00:00:52.359 --> 00:01:01.960
駅での別れの後、波は東京で一生懸命働き
ながら自炊を頑張り、県は地元で夢だった

00:01:01.960 --> 00:01:10.119
カフェを開いてお互い連絡を取り合い
ながらもどこか寂しさを抱えていました。

00:01:10.119 --> 00:01:18.960
そしてある日のことです。うわあ、今日も
すごい人ですね。はい。そうですね。

00:01:18.960 --> 00:01:21.960
東京の満電車は本当になれません。

00:01:22.759 --> 00:01:25.759
なさん、顔色が良くないですよ。昨日よく眠れましたか?

00:01:28.079 --> 00:01:31.079
実は緊張してあまり眠れなくて。

00:01:32.399 --> 00:01:35.399
あ、今日の午後大切なプレゼンがありますもんね。

00:01:36.399 --> 00:01:39.399
はい。このプロジェクトのためにずっと準備してきたので

00:01:41.680 --> 00:01:44.680
大丈夫ですよ。ナさんの企画は素晴らしいですから。

00:01:46.119 --> 00:01:50.880
ありがとうございます。
絶対に成功させたいです。

00:01:50.880 --> 00:01:53.880
あれ、そのクのぬいぐるみ可愛いですね。

00:01:54.600 --> 00:01:57.600
あ、これですか?地元の夏祭りでもらったんです。

00:01:59.600 --> 00:02:02.600
へえ。もらった。もしかして彼氏からですか?

00:02:03.920 --> 00:02:06.920
違いますよ。ただの幼馴染めです。

00:02:07.360 --> 00:02:10.360
そうですか。でもそれを見て元気が出たなら良かったです。

00:02:12.160 --> 00:02:15.160
はい。お守りみたいで頑張ろうって気持ちになります。

00:02:18.360 --> 00:02:21.360
よし、会社に着いたらもう一度資料をチェックしましょう。

00:02:23.000 --> 00:02:26.000
はい、よろしくお願いします。先輩、

00:02:26.319 --> 00:02:29.319
次の駅でおりますよ。準備はいいですか?

00:02:30.120 --> 00:02:32.200
はい、行きましょう。今日も
1

00:02:32.200 --> 00:02:35.200
日頑張ります。みさん、大変だ。工場のサンプルが渋滞で会社に届かない。

00:02:41.760 --> 00:02:44.760
え、それじゃあ今日のプレゼンはどうするんですか?

00:02:45.519 --> 00:02:48.519
運転手が今近くの駅の改札にいる。ダッシュで受け取ってきてくれる?

00:02:51.480 --> 00:02:54.480
はい、すぐに行ってきます。急がなきゃあと

00:02:55.720 --> 00:02:59.120
30分で会議が始まっちゃう。

00:02:59.640 --> 00:03:02.640
あれ?あのおばあちゃんどうしたんだろう?

00:03:03.440 --> 00:03:06.440
まい、どこに落としたかしら?あの、大丈夫ですか?

00:03:09.760 --> 00:03:12.760
大切な袋を落としてしまって。

00:03:13.599 --> 00:03:16.599
どんな袋ですか?何が入っているんですか?

00:03:18.200 --> 00:03:21.200
心臓の薬だよ。見つからないの?

00:03:22.120 --> 00:03:25.120
え?心臓の薬ですか?それは大変です。

00:03:27.400 --> 00:03:30.400
少し目前舞いもしてきて、

00:03:31.120 --> 00:03:35.439
あ、あと25
分でもおばあちゃんを置いていけない。おばあちゃんそこに座っていてください。私が探します。

00:03:42.239 --> 00:03:45.239
ごめんね。忙しいのに。

00:03:46.519 --> 00:03:49.519
どこだろう?黒い椅子の下かな?あ、あった。ありました。

00:03:54.879 --> 00:04:00.640
ベンチの下に落ちていましたよ。
よかった。本当にありがとう。お嬢さん。

00:04:01.680 --> 00:04:04.680
良かったです。でもまだ顔色が悪いですね。

00:04:07.000 --> 00:04:10.000
が広すぎてどこに行けばいいか全然わからなくて。

00:04:11.640 --> 00:04:14.640
わかりました。私が交番まで案内します。一緒に行きましょう。

00:04:19.079 --> 00:04:22.079
優しいね。本当に助かります。

00:04:22.680 --> 00:04:25.680
ゆっくり歩こう。

00:04:26.240 --> 00:04:29.240
お願い。会議に間に合って遅れてしまい大変申し訳ありません。

00:04:34.440 --> 00:04:38.440
なみさん5分遅刻だよ。何があったんだ?

00:04:39.000 --> 00:04:42.000
すみません。駅で少しトラブルがありまして。

00:04:44.160 --> 00:04:47.160
理由は後で聞くよ。でもビジネスでの遅刻は信用を失うことになる。

00:04:51.800 --> 00:04:55.639
はい。
本当に申し訳ありません。以後気をつけます。

00:04:57.919 --> 00:05:00.919
サンプルは無事に届いたようだね。ではプレゼンを始めてください。お待たせしてすみません。大変失礼いたしました。

00:05:07.600 --> 00:05:10.600
それでは新商品のプレゼンテーションを始めます。

00:05:11.840 --> 00:05:14.840
はい、よろしくお願いします。楽しみにしていますよ。

00:05:16.160 --> 00:05:19.160
今回のコンセプトは自然とクラスです。

00:05:20.080 --> 00:05:23.080
部屋の中にいても森の中にいるような優しい安心感を感じられます。誰も笑ってない。私の説明大丈夫かな?

00:05:32.560 --> 00:05:35.560
面白いですね。どうしてこのデザインを思いついたのですか?

00:05:37.440 --> 00:05:40.440
私の田舎の美しい自然と温かい人々からヒントを得ました。

00:05:43.240 --> 00:05:46.240
少し質問ですが、この素材はどこで作られたものですか?

00:05:48.759 --> 00:05:51.759
えっと、それは、えっと、それは工場の落ち着こう。つも通りやれば大丈夫だから。日本の東北地方にある工場で丁寧に作られたものです。

00:06:03.759 --> 00:06:06.759
なるほど。だからこんなに手触りがいいんですね。

00:06:08.280 --> 00:06:11.880
はい。
手作業の部分が多く安心安全な品質です。

00:06:13.840 --> 00:06:19.479
なるほど。よくわかりました。
ありがとうございます。皆様にぬくもりを届けたいです。

00:06:21.680 --> 00:06:24.680
プレゼンはよく準備されているな。四刻だけがもったいなかった。

00:06:26.800 --> 00:06:29.800
よし、この調子で最後まで説明しよう。絶対にこのチャンスを無駄にはしない。

00:06:33.840 --> 00:06:36.840
プレゼンもサンプルも本当に素晴らしい内容でした。

00:06:39.039 --> 00:06:44.280
ありがとうございます。
しかし日本のビジネスにおいて遅刻は絶対に許されません。あのナさんには何か理由があったようで。

00:06:51.120 --> 00:06:56.599
どんな理由であれ信用が第
1です。残念ですが。

00:06:56.800 --> 00:07:01.680
ちょっと待ちなさい
か。会長してこちらに。

00:07:03.960 --> 00:07:06.960
え、あの、こちらの会社の方ですか?

00:07:07.479 --> 00:07:10.479
あ、あの、駅の時のおばあちゃん。

00:07:12.039 --> 00:07:15.039
あ、さっきの優しいお嬢さんやっぱりここにいたのね。

00:07:17.160 --> 00:07:20.160
会長、このものをご存知なのですか?

00:07:20.280 --> 00:07:23.280
さっき駅で私が倒れそうになった時、この子が交板まで突き添ってくれたのよ。とても急いでいる様子だったのに、交番の人にこう言ったの。

00:07:31.800 --> 00:07:34.800
私は仕事がありますので先に行きます。おばあちゃんをよろしくお願いします。

00:07:37.720 --> 00:07:40.720
わかりました。あとは任せてください。気をつけて。

00:07:42.080 --> 00:07:45.080
その後交番の人が名刺を頼りに私をここまで連れてきてくれたの。

00:07:48.800 --> 00:07:51.800
とんでもありません。そんな理由があったとは知らずに。

00:07:53.360 --> 00:07:56.360
よかった。遅刻誤解が解けて本当に安心した。

00:07:58.960 --> 00:08:01.960
それにこのサンプルを見てごらんなさい。素晴らしいわ。こんなに心の優しい社員がいる会社よ。信用できないわけがないでしょ。

00:08:10.280 --> 00:08:13.280
はい。申し訳ありませんでした。私の確認不足です。

00:08:15.759 --> 00:08:18.759
さあ、お嬢さん、もう一度私に詳しく聞かせてくれる?

00:08:21.000 --> 00:08:24.000
はい。喜んでご説明いたします。

00:08:27.919 --> 00:08:30.919
これで契約成立です。これからどうぞよろしくお願いします。こちらこそ素晴らしい機会をいただき心から感謝いたします。

00:08:40.200 --> 00:08:43.200
本当にいいプレゼンだったわ。なみさんの熱意が伝わりました。

00:08:45.480 --> 00:08:48.480
ありがとうございます。そう言っていただけて本当に嬉しいです。

00:08:50.279 --> 00:08:53.279
なみさん、さっきは厳しいことを言ってすみませんでした。

00:08:54.360 --> 00:08:58.399
いいえ。
遅刻のことは私が完全に悪かったですから。

00:09:00.040 --> 00:09:03.040
ルールも大切だけど困っている人を助ける心はもっと大切よ。

00:09:07.160 --> 00:09:10.160
はい。おばあちゃん。いえ、会長のお役に立てて良かったです。

00:09:12.800 --> 00:09:15.800
おばあちゃんでいいのよ。これからも頑張ってね。

00:09:16.880 --> 00:09:19.880
はい。精一杯頑張ります。

00:09:20.800 --> 00:09:23.800
会長、本日は本当にありがとうございました。

00:09:24.880 --> 00:09:27.880
それでは私たちはこれで次の新作も楽しみにしているわよ。

00:09:31.320 --> 00:09:35.839
失礼いたします。
ありがとうございました。

00:09:36.760 --> 00:09:39.760
ふう。緊張した。なみさん本当によくやったな。

00:09:41.480 --> 00:09:44.480
部長。さっき私のことを自慢の社員って言ってくれましたよね。

00:09:48.200 --> 00:09:53.880
まあ当然のことを言っただけだよ。
でもこれからは遅刻だけは絶対にダめだぞ。

00:09:55.160 --> 00:09:58.160
はい、約束します。ここにも温かい人がたくさんいるんだな。よし、明日からもっと頑張ろう。

00:10:05.399 --> 00:10:08.399
なみさん、今日もお疲れ様。さあ、飲もう。

00:10:09.079 --> 00:10:12.079
お疲れ様です。あ、先輩、ビールを注ぎますね。

00:10:14.320 --> 00:10:17.320
いいよ、いいよ。自分でやるから気を使わないで。

00:10:18.000 --> 00:10:22.160
だめですよ。
いつもお世話になっていますから注がせてください。

00:10:23.399 --> 00:10:26.399
ありがとう。じゃあお言葉に甘えて。

00:10:26.560 --> 00:10:28.480
はい、
どうぞ。

00:10:28.480 --> 00:10:31.480
おお、泡が綺麗だね。上手だな。

00:10:32.480 --> 00:10:35.480
良かったです。では乾杯。

00:10:36.839 --> 00:10:39.839
遅刻した時は本当にハラハラしたよ。

00:10:40.920 --> 00:10:43.920
すみません。私も本当に終わったと思いました。

00:10:45.600 --> 00:10:48.600
このいぐるみが私を守ってくれたような気がします。

